表現力を養うには人生経験はもちろんだが、表現力が身に付くレッスンを受けることだ。つまり表現力のある指導者のもとでテクニックや表現を研究し、自分の物にする、言い方を変えれば盗むことが重要だ。
一般的な学習者の段階で、0から1へ作り出すこと、つまり誰の真似でもなく自分で楽譜から表現を見出すことはまず不可能であるから、まずは0から1が出来る指導者の表現を真似することから始めたらいい。
レッスンを通して多様な表現や音色が蓄積されて、いずれ自分一人で楽譜から表現することが可能になる。
今弾いてる作品で習ったテクニックや表現を次の曲に自分でどう応用させるかというのが非常に大切な訓練になるから、その点にも目を向けて練習して欲しいと思う。

